【パン】2009.7.19 des GÂTEAUX et du PAIN
しかし、そんなこと言われなくたって、この国にはほとんどない対面式のお上品なパリのパン屋さんで、ワケの分からない名前が書かれた沢山のパンを目にした時、言葉の不自由なコムスメは、知ってる名前をナントカの一つ覚え見たいに繰り返すしかないのデス…。
“あん しょ~そん お ぽむ しるぶぷれ~!”
いきなり食べかけですが、このアップルパイ、タダモノぢゃ~ございません…。
すっかりパリでの定宿となった感があるコンコルド・モンパルナスからエッフェル塔が見える通りの坂を下って行った先にある、このデ・ガトー・エ・デュ・パン 、<お菓子とパン>というシンプルな名前のお店のパティシエールは、ラデュレに始まり、ピエール・エルメ、アラン・デュカスの下で研鑽を積んできた、パリでもまだ珍しい女性オーナーパティシエールなのだとか。
で、そこのアップルパイですが、一応五体満足なお写真もあるんですの(笑)
ええ、お店を出て直ぐに喰らい付きました。
その幾千層にも重なってるんぢゃないかっていうサクッサクのフィユタージュ生地が、お口の中でパリパリと音を立てながら、酸味と甘味のバランスが絶妙なリンゴのフィリングと混ざり合って、無我の境地へとワタシを導いて行くんです。
「半分コですよ!」
「あ、待って!もう一口~!」
「もう! 半分無いぢゃないですか!!!」
ハイ、すみません…。
でもね、ホントにまだ半分以上あると思ってたんです…。
半分コのお約束を忘れてたわけぢゃないんです…。
つまり、自分がどんだけ食べちゃってるかも忘れ去るくらいに美味しかったっちゅ~ことやね、そのアップルパイは。
いえ、反省してない訳ぢゃないんですけど…^^;
で、お次はこのクロワッサンなワケですが…。
今日はちよっと失敗だったんでしょうか…。
そんなカンジで、ちょっとがっかり…。
しかし、アップルパイはチョ~ゼツ美味しかったのです!
ということで、バゲットも買ってみましてん。
帰国の朝、レモンパイとパン・オ・レザンも買ってみましてん。
やっぱり、ココはパイ系やね!
思い出すたび、食べられるものなら今すぐにでも食べたい!明日飛行機に乗って食べに行けたらいいのにな~!!!と叫びたい衝動に駆られるショーソン・オ・ポム。
モンパルナス周辺を散策の折には、是非一度お試しあれ。
by barazono | 2010-02-26 17:36 | 【買食】Foods